新型コロナウイルスワクチン接種情報です。
当薬局では、現時点(2021年5月25日)までに知り得た情報を元に、新型コロナワクチン接種に関する疑問や不安にお答えしております。
※注意:あくまでも、私個人の見解ですので、参考程度にしてください。また接種の実施決断に関しては、主治医やご家族と話し合った上でお決め頂く事をオススメします。
薬剤師14人の副反応の様子(1回目・2回目)
(ファイザー製)
先週の5月20日木曜にて、当薬局接種希望従業員すべて2回目までの接種が終了しました。接種者は14人です。大まかに目立った副反応をお伝えします。
※接種の判断は各薬剤師の自由意志に基づいています。
1回目接種後 | 14人中12人が接種部位の疼痛。 (2~3日で消失) |
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2回目接種後 | 14人中4人が37.5℃以上の発熱 (アセトアミノフェン服用で寛解) 14人中1人が倦怠感のみ(特に対応せず) 14人中14人が接種部位の疼痛。 |
免疫抑制剤内服中の方の副反応
なお、今回の接種者の中に1人だけ持病で免疫抑制剤を内服中の従業員がいました。2度の接種をしましたが、1回目は接種部位の疼痛、2回目は微熱と接種部位の紅斑、疼痛が発現しました。
接種後の状況(薬剤師新井の場合)
以下に新型コロナワクチン接種後の私の状態や対応内容を時系列にて記載します
1回目の接種後から寛解まで
(令和3年4月21日水曜)
4/21(水)19時 | 接種。15分間の待機をし帰宅。 |
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4/21(水)夜中 | 約5時間後、 接種部位に少し違和感がでる。 |
4/21~22(木)夜中 | 就寝中に接種部位を下にして寝れない位の痛みに変化。 |
4/22(木)~4.23(金)朝 | 接種後36時間くらい 接種部位の痛みが続きましたが、だんだん寛解しました。 |
接種部位の痛みに対してロキソニンを服用しましたが、効果があったとは思えませんでした。
2回目の接種後から寛解まで
(令和3年5月12日水曜、1回目の3週間後)
5/12(水)18時半頃 | 接種。15分間の待機をし帰宅。前回より少し早めに 接種部位の違和感を感じました。 |
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5/12(水)夜中 | 1回目と同じく就寝中に接種部位の痛みが強くなりました。(痛みの強さは前回と同じ) |
5/13(木)14:00頃 | 接種後20時間後、倦怠感から 発熱38.1℃。 (アセトアミノフェン400mg服用) |
5/13(木)夕方 | 少し横になり 3~4時間後に平熱になりましたが、少しの 倦怠感が残りました。早めに就寝し、睡眠を多くとりました。 |
5/14(金) | 何も無かった様に元気になりました。 |
以上が、新型コロナウイルスワクチン接種後の私の経過です。
ご家族で接種される場合は日程をずらすことをおススメします
私の場合、2回目の接種後に熱が出た日は、休日でした。もし仕事だった場合は、つらくて仕事にならないくらいの体調でした。
また、従業員の1人は発熱と倦怠感で午後の仕事を早退しましたが、残りの従業員で対応しました。
墨田区の医療従事者の接種は日時が指定されていましたが、すべてバラバラに設定されていたので、会社としても体調不良が出た場合を想定して従業員を配置したので、それが良かったです。
よって皆さんも、ご家族など同じ集団で同じ日時で接種するのではなく、バラけさせる事をオススメします。
接種に関して注意が必要な方
- 今までの予防接種でアレルギー反応を起こした事がある方
- お薬でアレルギー反応を起こした事がある方
- アレルギー体質の方
以上にあてはまる方は特に注意が必要と思われます。
- 接種前に主治医に相談してください。
- 接種の問診時にドクターに必ずお話しください。
ワクチンの打ち手候補としての薬剤師
昨今、薬剤師や救急救命士が打ち手の候補に上げられていますが、現在の法律では患者さんに医療行為をすることは出来ません。(ちなみに湿布を貼ることでも医療行為にあたりますので、出来ません。)よって薬剤師法や救急救命士法の改正が必要になります。日本の法律改正は、とても時間がかかるので改正される頃には、ワクチン接種も落ち着いていると思っています。ちなみに、法律上ワクチン接種が出来る様になった場合は、少しでも世の中の役に立つようにワクチン接種をお手伝いさせて貰うつもりです。
今後の一般の方の接種について
墨田区では、令和3年6月1日(火曜日)から一般の方の接種券が配布になるようです。対象は、16歳(令和3年3月31日時点)から64歳(令和4年3月31日時点)で墨田区に住民票を有する方です。詳しくは「新型コロナウイルスワクチン接種について 墨田区公式ウェブサイト」をご覧ください。
ここで予約時に持病の有無によって先行接種が出来るかの区別がされると思っていましたが、特にその区別はなさそうです。ちなみに医療従事者や高齢者は、持病の有無に関わらず一斉接種でした。
まとめ
今回のワクチン接種の有無や時期に関して色々な意見があります。
私としてはワクチン接種を『するしない』どちらも正解だと思っています。ワクチン接種は、あくまでも任意である事、接種が恐いのに無理矢理接種する事は決して良くないと思います。
自分の時期が来るまでに、ご家族や主治医と話し合って決めることが大切だと思います。
受けたくても受けれない現状へもどかしい想いをされている方々も多々いらっしゃると思いますが、必ず順番が来ます。それまで、どうか感染しないように体調を整え感染しないよう手指の消毒、うがい等をすることを心掛けて頂けたらと思います。皆さん、どうかご自愛ください。